ローストビーフの定番料理、知ってる?
2016年、日本で起こったローストビーフ丼ブーム。
その火付け役となったのは、神戸市に本店を構えるRedrockです。
Redrock公式HP
http://www.redrock-kobebeef.com/
食べる前に写真を撮らずにはいられないこのインパクト。
映え写真をSNSへ上げた人も多いのではないでしょうか?
ローストビーフ丼は、美しい見た目やボリュームのある味で満足感が得られ、意外なことにヘルシーなため、肉好き男子だけでなく女子からも大人気でした。
日本ではローストビーフ丼がかなりメジャーな食べられ方ですが、ローストビーフ発祥の地、イギリスではどのように食べられているのか?
ちょっと気になったので調べてみました。
イギリスでの付け合わせ
オーブンでじっくり焼き上げた、牛肉の塊。
そこにポテト、キャロット、パースニップ(ニンジンに似た根菜)などローストした野菜を付け合わせに。これがイギリスの定番ローストビーフ料理です。
なんともシンプル!
また、イギリスでローストビーフと一緒に出てくるヨークシャープディング。
プディングという名前から、甘いスイーツを思い浮かべた方もいらっしゃるのでは?
ですが、プディングとはもともと、「蒸し料理」という意味。なので、こちらは甘いわけではなく、卵・牛乳・小麦粉、そして肉汁から作られます。パイ生地のようなサクサクした食感が特徴の付け合わせです。
(ちなみにヨークシャーという名前は、イングランドにある地域。そこでこの料理が生まれたため、そのまま名前がついているんですね。)
そしてよく見ると、何やら真ん中に窪みが。。。実はこの中にソースを入れて食べるのがイギリスでの常識!!面白いですね!
こんなふうにイギリスでは、ローストビーフの味を邪魔しないサクサクしたヨークシャープディングと一緒に食べることで、お肉本来の味が楽しまれています。
イギリス定番ソース
そして、ローストビーフをさらに美味しく食べるイギリスでの定番。
それはなんと言ってもグレイビーソースです!
グレイビーソースは、ローストビーフを焼く時の肉汁と野菜から取った出汁を混ぜ合わせて作ります。各家庭の定番具材や冷蔵庫の残り物野菜を使うこともあるため、それぞれの家庭の味が楽しめます!
グレイビーソースの味が想像できないなぁ…という方はまず1つ、市販のソースを。初めての味を体験してみるのはいかがでしょうか??
THE ROAST BEEF
グレイビーソース 900円(税込)
商品ページ
https://the-roast-beef.myshopify.com/products/gravysauce
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いかがでしたか?ローストビーフの本場、イギリスでの食べられ方って意外と知らないことばかり。。。
ここでお気づきの方もいるかもしれませんが、ヨークシャープディングもグレイビーソースも肉汁を使います。かつて、お肉が貴重だった時代に、肉汁を余すことなく使い切る、その工夫でイギリスの定番料理が出来上がったのかもしれませんね。
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そして実は、ローストビーフ丼のようにローストビーフ定番料理があるのはイギリス以外では日本だけ!
なんてことを知ると一層、ローストビーフのアレンジ料理や魅力をもっと広めたい!と私は思いました。