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記事: THE ROAST BEEFのパッケージを一緒に作りました

THE ROAST BEEFのパッケージを一緒に作りました

THE ROAST BEEFのパッケージを一緒に作りました

こんにちは!プロデューサーの酒井です。

グランドオープン後、色んな媒体に掲載するというよりかは、敢えてインスタとブログというツールに絞って、情報を発信している中で何かしらのご縁をきっかけに繋がることができるのは、本当に幸せなことですね。
少しずつそんな皆さんと、より絆を深めていければ嬉しいなと思ってます。

さて、今日からTHE ROAST BEEFの制作に携わって頂いた方々を順にご紹介していこうと思ってます。
THE ROAST BEEFは決して1人の力だけでなく、多くの方々の思いと気持ちを込めて商品化されています。
それぞれが持つ思いを、ここからお伝えできればと思います。

まず今回はインスタで「高級感」「触ったことない触感」「めっちゃおしゃれ😍」商品が届いたら、1番最初に目に入る重要なパッケージ制作を担当頂いた、野口アルミ箔加工紙株式会社の中村さんにお話を聞きに行って来ました。

ここからは会話の内容そのまま記載させて頂きます。


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酒井:見たことない、触ったことのない、他にはない完全オーダーメイドとして、THE ROAST BEEFの箱を作って頂きましたが、最初にこのお話を聞いた時の心境ってどうでしたか?

中村さん:私の会社は基本的に食品のパッケージをメインでやっているので、主にスーパーで取り扱っているパッケージや東京駅で売っているようなお土産やお菓子を担当することがほとんどなんです。それらのパッケージは一枚の紙に対して印刷するのが普通というのもあり、クライアントさんと打ち合わせするとなった時も、紙質や色合いなどをベースに打ち合わせすることがほとんどなんですよね。その為、箱の形状、デザイン、材質あらゆる面にこだわりがあるTHE ROAST BEEFさんのお話を最初に聞いた時は、正直難易度が高く、私がいつもやってる仕事とはレベルが違った。だからこそ何度も難しいと回答しそうになりました。
それでもこの依頼を受けた理由は、「難しいほど出来上がったほどの達成感はないですよ」その言葉を聞いた時に絶対やってやろう、作り上げよう。そう思いましたね!

酒井:このパッケージを作る際、中村さんならではのこだわり、そして大変だったことを教えてください。

中村さん:今回パッケージに使われている素材はNTスフールと言う素材になります。
NTスフールは本来贈呈品や美術品に使われるような素材で食品を扱うパッケージにすることはほとんどありません。
その分個性的でありながらも上品な印象を持っているので、高級感や他にはないパッケージを作るにはいいチョイスだったかなと思ってます。
ただ、この素材に印刷するということは非常に難しいことで、箔押し、そして型押しをすることは、さらに難易度が上がるため私もやってみないとわからない領域でした。かと言って失敗するわけにもいかないので、本番と同じようにサンプルを作り、箔押し型押しを何度も何度もテストしました。それでも1回目はダメで、箔の材質を変えながら、これならうまくいくという試行錯誤を繰り返した。
このようなテスト、試行錯誤は普通やらないんです。それでもこだわりが強い商品だからこそ何度もテストを繰り返して完成まで持って来ましたね。それは先ほども申し上げた通り、THE ROAST BEEFに対する気持ちが強く持っていたから。他にないものを作りたい、そんな思いを最初から聞いてたので、やるしかないと思いました。

私はこの業界に入って20年ぐらい経ちます。それでも初の体験ばかりのプロジェクトでした。
やったことがないことを引き受けることは、工場も設計も加工もやっぱり嫌がるんですよ。失敗したら怖いので、何度もすいませんが、本当は引き受けたくなかったんです。
それでもお客様が求めてるものがあるのであれば、作り手は同じ熱量じゃないといいものを作れない。それを自分でも良く知っていたからこそ、私の思いを現場に伝える努力を重ねた。そのぐらい覚悟を持って臨んだ結果、理想となるものが作れて本当によかったです。
新型コロナウイルスの影響で世の中がこんな状態ではありますが、THE ROAST BEEFを購入する方というのは、自分のものにしても贈呈品にしても、非常に気分の上がる嬉しいものになると思います。是非パッケージも手にとって触ってみてください。

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中村さんと1時間ほど、お話させて頂きましたが、
直接このような場をお借りし思いを聞くことができたのは個人的に本当によかったと思ってます。

モノを作るというのは、食品であれば味や見た目だけで評価されがちですが、私たちはそこをゴールとしていません。

なんでこういうパッケージにしたのか。なぜこういうデザインにしたのか。
どういう思いでこれらを作ったのか。皆さんにはそんな私たちの思いを含めてローストビーフを楽しんで頂けると嬉しいです。

第2弾もお楽しみに!