「ブランド牛」のこと、学んでみよう。
今日は牛のブランド(銘柄)の話をしてみます。
ブランド牛と言う言葉、みなさんどんなイメージをお持ちでしょうか??
すっごく高級で美味しい、、、私はこんなうっす〜い知識を持っていました。でも私みたいな方も多いのでは??笑
と言うことで
じゃあそもそもブランド牛って何なんだろ?
そんな素朴な疑問をわかりやす〜く紐解いていきます!
ブランド牛とは
よく”〇〇牛”と呼ばれるブランド牛たち。その数なんと全国で350種類以上!そのブランド牛になるには2ステップ必要です。
ステップ1
まず肉質の優れた素牛(もとうし)に濃厚飼料を多く与え、通常よりも長期間肥育すること。専門用語が沢山出てきちゃったので少し注釈を...
素牛:生後6ヶ月から12ヶ月の飼育肉や繁殖肉として育てられる前の仔牛。
濃厚飼料:穀物などタンパク質の多い飼料のこと。対義語として、わらや乾草は粗飼料と呼ばれます。
つまり、幼い頃に穀物を沢山食べていた時期が長いことが重要です。
ステップ2
生産者団体が任意に定めた、品種・性別・生産地・飼育法・肉質等級などの基準をクリアすること。
これはそのブランドを推進する団体ごとに基準を設けているため、厳しさが実はまちまち。。。なので、同じ地域で肥育された同じ種類の牛であっても、ブランド牛のものとそうでないものが存在します。
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この2ステップを超えた牛が日本には350種以上もあるなんて、、日本すごいですね!ぜひ出身地のブランド牛、調べてみてくださいっ
ブランド牛調べるならこの本がおすすめ!
日本三大銘柄牛、言えるかな?
ではここでクイズです!日本三大銘柄牛、またの名は日本三大和牛。
言えますか??シンキングタイムスタート!
正解は
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松阪牛(三重県)、神戸ビーフ(兵庫県)、近江牛(滋賀県)
どうでしたか?
きっとどれも聞いたことあるものではないでしょうか?
ぜひ今日から覚えてみてください♪
ではせっかくなので、ちょっとだけ基礎知識もお伝えしておきますね。
①松阪牛(三重県)
品種:黒毛和種、雌(未経産)
②神戸ビーフ(兵庫県)
品種:黒毛和種、兵庫県産但馬牛
③近江牛(滋賀県)
品種:黒毛和種
なんとあの有名な松坂牛は子どもを産んだことのない未経産の雌牛のみ!
だから繁殖も難しく貴重なんですね。そして1つ目の小見出しでお話しした通り、1つずつこんな感じで本当に基準が公開されています。→松坂牛の基準
ちなみにさらっと、品種と言う言葉を出しましたが、これは銘柄とはまた別物で、
黒毛和種、褐毛和種、無核和種、日本短角種、アンガス、ヘレフォード、シャロレー、ホルスタインなどがあります。。それぞれ色も顔つきも全く違って可愛いのでまたその話はいつか。笑
ロゴの話
それぞれのブランド牛、もちろん正式なブランドなので、ロゴ(商標)があるんです。よく精肉店で貼ってあるシールはまさしくそのロゴたち!
しかも結構個性があって面白い。
一応デザイナーらしく、私が面白い〜と思ったロゴたちも紹介してみます!
少しでも共感してもらえると嬉しいです。
北海道:キタウシリ
オリジナルフォントも周りが牛柄なのも可愛い〜〜♪
アレンジレシピが載ったホームページまで可愛いのでぜひ。
https://www.chikuren.or.jp/kitaushiri/
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愛媛:愛媛あかね和牛
これは完全に自分の名前だから目が留まってしまいました。でもHPに入ると、、、
可愛い〜〜!
そして驚くべきことにこの牛、柑橘ジュース粕を食べて育っているんです。なんとも贅沢。そして愛媛100%。
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まだまだロゴだけでも楽しめるブランド牛がいるので先程の本、ペラペラ〜と見る機会がみなさまにもいつか訪れると嬉しいです。
次回予告
いかがでしたか?今回はブランド牛についてお話ししましたが、日本だけでもあと340種以上のブランド牛たち!そんな深〜い牛の世界。その中から選抜されたTHE ROAST BEEFの牛。
なぜその牛を使ってるの??と言う話を次回は商品担当の平川さんから聞いていきますよー。お楽しみに!